言波(ことのは)語りブログ

言波導(しるべ)が物書きと感想文で自由に語ります

【詩:第15部】「死んだ花」

【詩:第15部】全5作品

1作品目

「消え掛けの街灯」

あなたはそれでも照らし続ける

弱りきっているのに

もう少しで消える灯り

あなたはそれでも照らし続ける

あなたが消えたあと

どれだけ経ってから

あなたの代わりが就くだろう

その時にはあなたの輝きは

なかったことになる

 

2作品目

「暗闇の灯火」

暗闇に灯る灯火

君は光だ

光で導いてくれる

君が手を差し伸べてくれて

ボクは救われた

暗闇の外でも君は

ボクを導いてくれる気がした

 

3作品目

「死んだ花」

死んだ花よ

君は美しかった

どんなイジメを受けても

毒親の元で育っても

君は無抵抗だった

ボクは見てることしか

できなかった愚か者

死んだ花よ

君は充分耐えた

君は正しかった

君の選択はきっと間違いじゃない

それでよかった

安らかにお眠り

 

4作品目

「音信不通」

どこにいるの

返信して

なんで無既読のまま

電話出て

あなたに会いたい

あんな最後の別れイヤだよ

さよならもないなんて

お願い

生きてて

死んでなんかないよね

 

5作品目

「駅員」

駅員

彼は見送る

発車する列車を

仕事に行く人を

学校に行く学生を

遊びに行く家族を

死のうとする人の人生を

列車だけじゃない

様々な人生を彼は見送ってる